問 題
肝硬変で高値を示す検査値はどれか。1つ選べ。
- 血小板数
- 血清アルブミン濃度
- 血清総コレステロール濃度
- 血清γ-グロブリン濃度
- 血清コリンエステラーゼ活性
正解.4
解 説
選択肢 1 ですが
「肝臓におけるトロンボポエチン合成能の低下」や「肝硬変→門脈圧亢進→脾腫→脾臓の機能亢進→脾臓の機能の一つが、寿命 10 日程度の血小板の破壊→血小板数減少」といった流れにより、低値を示します。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2,3,5 ですが
アルブミン、コレステロール、コリンエステラーゼはそれぞれ、肝硬変に伴い「肝臓の合成能が低下」するため、減少します。よって、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 は妥当な記述です。
要因の一つとして、脾臓がグロブリン産生を担っているため、機能亢進により高値を示すと考えられます。
以上より、正解は 4 です。
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