薬剤師国家試験 第103回 問111 過去問解説

 問 題     

呼吸器に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 肺は、右が3葉、左が2葉に分かれている。
  2. 呼吸筋は、運動神経支配の骨格筋である。
  3. 胸腔内は、外気圧に比べて陰圧に保たれている。
  4. 吸息時には、横隔膜が弛緩し、胸腔の容積が増大する。
  5. 呼息時には、外肋間筋が弛緩し、胸腔の容積が減少する。

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

選択肢 1~3,5 は、正しい記述です。

主な呼吸筋は、横隔膜 と肋間筋 です。これらの筋肉が収縮することによって胸腔が広がります。その結果、胸腔内圧が下がります。※ PV一定だからです。そして、空気が吸われますよって、選択肢 4 は誤りです。

正しい表現の一例は
『吸息時には、横隔膜が「収縮」し、胸腔の容積が増大する』となります。

参考 生化学まとめ 肺、気管支の機能と構造

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