103回薬剤師国家試験 問64解説

 問 題     

関節リウマチに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 自己免疫疾患である。
  2. 罹患率は男性が女性に比べて高い。
  3. 多様な関節外症状を呈する。
  4. 関節炎は多発性で対称性である。
  5. 早期診断に抗環状シトルリン化ペプチド(抗CCP)抗体の検査が有用である。

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

関節リウマチは、自己免疫疾患の1つであり関節の慢性炎症です。III 型アレルギーに分類される滑膜炎です。女性の罹患率が男性よりも多いです。これは、自己免疫疾患一般に通じる特徴です。従って、誤っている選択肢は 2 です。

以上より、正解は 2 です。

ちなみに
「関節外症状」とは全身の血管や臓器といった関節以外の部分についての症状のことです。

類題 98-64
参考 病態・薬物治療学まとめ 慢性関節リウマチの病態生理、治療薬、注意点

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