問 題
副甲状腺細胞のカルシウム受容体(カルシウム感知受容体)を刺激して、パラトルモンの分泌を抑制するのはどれか。1つ選べ。
- テリパラチド
- シナカルセト
- レボチロキシン
- フィナステリド
- フルタミド
正解.2
解 説
選択肢 1 ですが
テリパラチド(フォルテオ(毎日)、テリボン(週一回))は、遺伝子組換え副甲状腺ホルモン誘導体です。この薬は、骨芽細胞の働きを高める骨形成促進剤です。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は、正しい記述です。
シナカルセト(レグパラ)はカルシウム受容体作動薬です。副甲状腺機能亢進症に対して用いられます。
選択肢 3 ですが
レボチロキシンは甲状腺機能低下症治療薬です。T4 製剤です。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
フィナステリド(プロペシア)は抗アンドロゲン薬です。男性型脱毛症に用いられ、進行を遅延させる薬です。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
フルタミドは抗男性ホルモン薬です。前立腺がん、前立腺肥大症に用いられます。非ステロイドです。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
参考 薬理学まとめ ホルモンの分泌異常に用いられる代表的な治療薬、代表的な性ホルモン代用薬及び拮抗薬
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