薬剤師国家試験 第101回 問195 過去問解説

 問 題     

以下の図は、3群以上の間で仮説検定を行う場合の、データの種類に応じた仮説検定法の選択とその順序の概要を示したものである。図の①,②,③の組合せとして適切なのはどれか。1つ選べ。

なお、post hoc多重比較検定にはTukeyの検定、Scheffeの検定、Dunnettの検定などが含まれる。

  1. post hoc多重比較検定  Kruskal-Wallis検定    一元配置分散分析
  2. post hoc多重比較検定  一元配置分散分析    Kruskal-Wallis検定
  3. 一元配置分散分析    Kruskal-Wallis検定    post hoc多重比較検定
  4. 一元配置分散分析    post hoc多重比較検定  Kruskal-Wallis検定
  5. Kruskal-Wallis検定    一元配置分散分析    post hoc多重比較検定
  6. Kruskal-Wallis検定    post hoc多重比較検定  一元配置分散分析

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

類題 98-192 から、Tukey の検定はパラメトリック つまり正規分布であるデータに用いるとわかります。よって、選択肢 1,2 は誤りです。

あとは、選択肢の中で一元配置分散分析だけ「分散分析」とあります。ほかは「◯◯検定」という名前です。そこで、一元配置分散分析とは検定の前処理みたいなものであり検定ではないと推測すると一元配置「分散分析」が、②です。

以上より、正解は 5 です。(過去問の知識から3~6に絞ることができれば十分ではないかと思われる問題でした。。)

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