問 題
糖質コルチコイドに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 標的細胞の細胞質で、受容体と結合し、核内へ移行する。
- 細胞性免疫を抑制するが、体液性免疫を抑制しない。
- タンパク質異化作用により、骨粗しょう症を引き起こす。
- 下垂体に作用し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を促進する。
- 腎集合管に作用し、Na+及びK+の排泄を促進する。
正解.1, 3
解 説
選択肢 1 は、正しい記述です。
選択肢 2 ですが
糖質コルチコイドは、細胞性免疫も体液性免疫も抑制します。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は、正しい選択肢です。
選択肢 4 ですが
糖質コルチコイドの産生によるフィードバック制御により、副腎皮質刺激ホルモンの分泌は抑制されます。分泌が促進されるわけでは、ありません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
糖質コルチコイドは、Na+ の再吸収 及び K+ の排出を それぞれ促進します。Na+ の及び K+ の排出を 促進するわけでは、ありません。よって、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 1,3 です。
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