R1年 食品衛生監視員 No.2 食品化学Ⅱ (2) 問題と解説

 問 題     

無機質 (ミネラル) に関する次の記述の Ⓐ ~ Ⓙ に当てはまるものを語群から選び出し、それぞれの番号を記せ。

「生体の構成元素のうちで酸素、炭素、水素、 Ⓐ の 4 種類が生元素の約 Ⓑ % を占める。これらの主要元素を除いた残りを無機質 (ミネラル) という。

生体の構成元素はその存在量に応じて Ⓒ と Ⓓ に分類される。Ⓓ は体内存在量が Ⓔ g 以下で、 1 日の必要摂取量が Ⓕ mg 以下の元素をいう。Ⓒ の一つである Ⓖ は、99 % が骨や歯などに含まれており、 Ⓖ の不足は骨粗鬆症の原因となる。また、 Ⓗ は Ⓘ の構成要素の一つであり、多くの食品に含まれていることから、摂取量が不足することはないが、 Ⓗ の Ⓙ は Ⓖ の吸収を妨げるため、注意を要する。」

<語群>
①窒素、②二酸化炭素、③カリウム、④カルシウム、⑤リン、⑥セレン、⑦ヨウ素、⑧核酸、⑨アミノ酸、⑩10、⑪50、⑫80、⑬96、⑭100、⑮多量元素、⑯微量元素、⑰必須元素、⑱単体での摂取、⑲過剰摂取、⑳ナトリウムとの同時摂取

 

 

 

 

 

 解 説     

Ⓐ、Ⓑ ですが
水分とタンパク質が大部分なので、水 → H2O、タンパク質 → 有機物だから、C,H,O に加えて 「N (窒素)」 も多く含まれるはずと考えればよいです。C,H,O,N で全重量の 「96」 程度を占めます。


Ⓒ、Ⓓ、Ⓔ、Ⓕ ですが
語群の中から 多量元素、微量元素、必須元素 が Ⓒ、Ⓓ の候補として目についたのではないでしょうか。

問題文の Ⓓ は存在量や要求量が 少ないことが読み取れるため、 Ⓓ が「微量元素」です。対比して、Ⓒ が「多量元素」と判断できます。

微量元素は一般的に、体内存在量「10」以下、かつ 1 日必要摂取量「100」 mg 以下と定義されます。


Ⓖ、Ⓗ、Ⓘ、Ⓙ ですが
99 % が骨や歯などに含まれ、不足は骨粗鬆症の原因となるのは「カルシウム」です。カルシウムの吸収を阻害するミネラルとして有名なものが「リン」の「過剰摂取」です。そして、リンは DNA や RNA といった「核酸」骨格部分の構成要素なので、多くの食品に含まれています。


以上より
Ⓐ:① 窒素
Ⓑ:⑬ 96

Ⓒ:⑮ 多量元素
Ⓓ:⑯ 微量元素

Ⓔ:⑩ 10
Ⓕ:⑭ 100

Ⓖ:④ カルシウム
Ⓗ:⑤ リン

Ⓘ:⑧ 核酸
Ⓙ: ⑲ 過剰摂取 です。

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