公務員試験 H29年 国家専門職(食品衛生監視員) No.2食品化学Ⅰ(1)解説

 問 題     

多糖類とその説明の組合せ ①~⑤ について、妥当なものには ○ を、妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

  多糖類 説明
カラギーナン ガラクトースとLーフコースの重合体で、海藻類に含まれる。
キチン Nーアセチルグルコサミンが、βー1、4 結合したもので、甲殼類に含まれる。
イヌリン フルクトースがβー2、1 結合したもので、キク科植物に含まれる。
グリコーゲン グルコースとマンノースがβー1、4 結合した多糖で、非常に保水性が高い。
ペクチン ガラクツロン酸、カルボキシ基の一部がメチルエステル化し
αー1、4結合したもので、野菜や果実の細胞壁に存在する。

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
カラギーナンは、Dーガラクトースと硫酸から構成される、含硫黄多糖類の一種です。説明は、Gーフコイダンについての記述と考えられます。

②、③は、妥当な組み合わせです。

④ですが
グリコーゲンは、グルコース重合体の一種です。枝分かれが多い方です。説明は、グルコマンナンについての記述です。

⑤は、妥当な組み合わせです。

以上より、①☓、②◯、③◯、④☓、⑤◯ です。

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