公務員試験 H29年 国家一般職(農学) No.14解説

 問 題     

次は,米の生産費に関する記述であるが,A~Dに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

我が国では,昭和30 年代以降にトラクターや耕耘機が,昭和40 年代以降に田植機,コンバイン,防除作業機などが開発され普及した。こうした作業の機械化や高度な除草剤や化成肥料の普及等により,単位面積当たりの労働時間の削減が図られた。また,育苗技術の進歩や新品種の育成等の技術も相まって収量は向上し,平成27 年産米(水稲)の10 a 当たり収量は約A kg となっている。

一方で,我が国の農業は,一般に,作付規模が小さいために過剰投資になる傾向がある。農林水産省の統計によれば,平成27 年産米の10 a 当たり生産費のうち,労働費と物財費の合計である費用合計は約B 万円となっている。物財費の主要費目としては,肥料費,農業薬剤費,賃借料及び料金,農機具費などがあるが,費用合計のうち,労働費やC 費が占める比率が高く,労働費は約D 割, C 費は約2 割となっている。生産費を少なくするためには,これらを削減する必要がある。

/ABCD
1.5001農業薬剤5
2.50011農機具3
3.1,0001農業薬剤3
4.1,00011農機具5
5.1,00011農業薬剤3

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

10a 当たりは 約 500kg です。正解は 1 or 2 です。

費用合計の中では機材、つまり農機具の占める比率が高いと考えられます。

以上より、正解は 2 です。

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