公務員試験 H28年 国家一般職(農学) No.31解説

 問 題     

次は,肥効調節型肥料とそれを用いた施肥技術に関する記述であるが,A~Dに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「肥効調節型肥料は,肥料粒子の表面を被覆材で覆い,肥料成分が徐々に溶出するように工夫されたものである。溶出期間と溶出パターンの組合せで様々な種類が開発,販売されている。溶出速度は基本的に温度に依存しており, A 25 ℃ で肥料成分のB % が溶出するまでの日数を溶出期間としている。

溶出パターンからC 型とシグモイド型の2 種類があり,前者は施用後からほぼ一定の割合で溶出する。後者は一定の溶出抑制期間後に急激に溶出を始め,追肥としての効果がある。水稲育苗箱全量基肥施肥は,シグモイド型の被覆尿素を利用したD により,播種時に施肥を行うことで本田での施肥作業の省力化とともに環境保全も図ることができる施肥技術である。」

/ABCD
1.水温80リニア接触施肥
2.水温100指数関数接触施肥
3.地温80リニア側条施肥
4.地温80指数関数側条施肥
5.地温100リニア接触施肥

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

溶出期間は、水温 25 ℃で 80% が溶出するまでの時間です。溶出パターンは リニア型とシグモイド型の 2 種類です。水稲育苗箱全量基肥施肥は接触施肥です。

以上より、正解は 1 です。

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