公務員試験 H28年 国家一般職(化学) No.14解説

 問 題     

2 次反応の反応速度に関する、次の記述の ㋐、㋑ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「ある物質 A の分解が 2 次反応であるとき、反応速度定数を k 、反応開始時の A の濃度を [A]0反応開始から t 経過したときの A の濃度を [A]とすると、これらには( ㋐ )の関係が成り立つ。[A]00.1mol・L-1のとき、反応の半減期が 200s であったとすると、k は ( ㋑ ) mol-1・L・s-1となる。」

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

-dA/dt = k[A]2 を解いた結果として
1/[A]ー 1/[A0] = kt が成り立ちます。これは必ず覚えておくべき知識です。

正解は 1 or 2 です。

半減期は、[A]= 1/2 [A]0 を代入して求めます。

[A]0 = 0.1 なので、k = 1/20 = 0.05 です。

以上より、正解は2です。

ちなみに、半減期の公式を覚えていれば、代入せずいきなり答えでもOKです。

となり、選択肢を参考に k = 0.05 をみつけます。
類題 H27no14

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