公務員試験 H27年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅱ(1)解説

 問 題     

次の記述の A~E に合致するものを語群から選び出しそれぞれの番号を記せ。

A 一定温度で微生物を加熱したとき菌数を10分の1に減少させるために必要な時間

B 動物に試験物質を投与した場合に動物の半数を死亡させる物質の量

C 基準温度で一定数の細菌を死滅させるのに要する加熱時間

D 食品中に残留することが許される農薬動物用医薬品などの最大濃度

E 特定の農薬などの化学物質のヒトへの急性影響を考慮する指標

<語群>
①KT50 、②LD50 、③LD 、④D 値、⑤Z 値、⑥F 値、⑦K 値、⑧MRL 、⑨TDI、⑩ARfD 、⑪ADI、 ⑫TL

 

 

 

 

 

 解 説     

A は D(decimal reduction time) 値です。
「菌数 1/10」と来れば D 値です。ちなみに、この D 値を 1/10 にするような、温度差のことを Z 値と呼びます。(なんで Z なんだろう・・・?もしかするとドイツ語の 10 がzehn であることに関係しているのかな・・・?)

B は LD50(50% Lethal Dose)です。
「半数、死亡」と来れば LD50 です。ちなみに語群の中で似ている KT50
(Median knock-down time, 50%)は、半数が「起き上がれなくなる」用量のことです。

C は F 値です。
F値は一定温度で一定数の細菌を死滅させるのに要する加熱時間を意味する値です。レトルト食品の殺菌においてよく用いられます。(Fは死滅だから fatal と思ったんだけど、、、由来見つけられず。)

D は MRL(Maximum Residue Levels) です。
最大残留基準です。

E は ARfD(Acute Reference Dose) です。
「急性影響」と来たら Acute Reference と思い出せるように覚えておくと良いです。

以上より
A D値 ④
B LD50
C F値 ⑥
D MRL ⑧
E ARfD ⑩ です。

コメント