問 題
食品中の水分に関する記述 ①~⑤ について妥当なものには ○ を、妥当でないものには × をそれぞれ記せ。
① 食品中の自由水は、食品の組織構造中に他の成分により束縛されずに保持されている。
② 食品中の結合水の含量は、食品を恒量に達するまで加熱し減少した質量である。
③ 食品中の結合水として、食品成分のアミノ基やカルボキシ基と水素結合した水分子がある。
④ 水分活性(Aw)は
の式で表される。
⑤ 水分活性は、微生物の生育とは相関があるが、非酵素的褐変とは相関がない。
解 説
①は、妥当な記述です。
②ですが
記述は常圧乾燥法についてです。これにより減少するのは結合水ではありません。
③、④は、妥当な記述です。
⑤ですが
非酵素的褐変は水分活性が 0.4 以下になるとほぼ停止することが知られています。従って、相関がないとはいえません。
以上より、①◯、②☓、③◯、④◯、⑤☓ です。
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