公務員試験 H27年 国家専門職(教養) No.36解説

 問 題     

表は地中海に面している、アルジェリア、ギリシャ、トルコ、フランスの4か国に関するデータを示したものでありA~Dはこれらのいずれかの国である。これらの国々に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1. A~D国のうちその首都が最も北に位置するのはC国最も東に位置するのはB国である。
2. C国とD国の首都はいずれもドナウ川の流域に位置している。
3. A国には世界保健機関(WHO)の本部がC国には欧州連合(EU)の本部がそれぞれ置かれている。
4. 国民全体に占めるイスラム教徒の割合が5割を超えているのはB国とD国である。
5. 2011年において合計特殊出生率が我が国と比べて低いのはA国とC国である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

A が面積からアルジェリアです。1人当り GNI が高い点から C がフランス、面積と合わせて Dがギリシャと判断するとよいと考えられます。残った B がトルコです。

選択肢 1 は、妥当な記述です。

選択肢 2 ですが、ギリシャの首都とドナウ川はさすがに関係ないだろう、という判断でよいのではないでしょうか。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが、WHO 本部はスイス、ジュネーブです。EU 本部は ベルギー、ブリュッセルです。両方関係ありません。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが、ギリシャはほとんどギリシア正教です。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが、アルジェリアは日本よりは高そうだし、フランスは出生率がかなり回復していることが知られています。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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