公務員試験 H27年 国家専門職(教養) No.22解説

 問 題     

あるバスケットボールの試合において選手A B Cが決めたシュートの数及び得点について次のことが分かっているとき確実にいえるのはどれか。なおシュートには3種類あり,「フリースロー」による得点は1点「2点シュート」による得点は2点「3点シュート」による得点は3点とする。

○ A B Cの得点の合計は58点であった。
○ A B Cが決めたシュートの数の合計は29本でありまたフリースローと3点シュートの本数は同じであった。
○ AとBが決めたシュートの数は同じでありAの得点はBの得点より4点多かった。
○ フリースローによる得点の合計はAが1点Bが2点Cが2点であった。
○ Aは2点シュートによる得点の合計と3点シュートによる得点の合計が同じであった。
○ Cは3点シュートによる得点は無かった。

1. Aの合計得点は22点であった。
2. Bが決めた2点シュートの数は5本であった。
3. Cが決めたシュートの数は合計7本であった。
4. Cが決めた2点シュートの数はAが決めた2点シュートの数より多かった。
5. 2点シュートによる得点はA B Cの3人で合計34点であった。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

フリースローによる点数は、シュートの本数と同じです。A は 1 本、B は 2 本、 C は 2 本 フリースローでシュートを決めたとわかります。

フリースローと 3 点シュートの本数は同じ、ということなので、3 点シュートの合計は 5 本です。C による 3 点シュートの得点はなかったとあるため、A と B の 3点シュートの合計が 5 本です。

そして、A の 2 点シュートの得点の合計と 3 点シュートの合計が 同じである、ということから、A の 2点シュートの本数と 3点シュートの本数の比が 3:2 だった ということがわかります。

ここで、A の3点シュートが 2本だったとします。すると、B の3点シュートが 3 本です。また、A の 2点シュートが 4 本とわかります。以上より、A のフリースロー 1 本、2点シュート 4 本、3点シュート 2 本の合計7本とわかります。A の合計点は 1+8+6 = 15 点です。

一方、B のシュート本数は A と同じ 7 本で、フリースロー 2 本、3点シュート 3 本なので、2点シュートは 2 本です。すると B の合計点は 2 + 4 + 9 = 15 点です。

同点になってしまいます。従って、A の3点シュートは 2 本ではありません。

よって、A の3点シュートは 4 本、2点シュートは 6 本です。すると B の3点シュートは 1 本、2点シュートは 8 本です。表にまとめると、以下のようになります。

A~Cが決めたシュート数の合計は 29 本なので、残っている C の2点の所は 5本とわかります。以上をふまえ、各選択肢を検討します。

選択肢 1 ですが、A の合計得点は 25 点です。
選択肢 2 ですが、B の 2 点シュートの本数は 8 本です。
選択肢 3 は、確実です。
選択肢 4 ですが、Aの方が多いです。
選択肢 5 ですが、38 点です。

以上より、正解は 3 です。

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