公務員試験 H27年 国家専門職(教養) No.20解説

 問 題     

ある壁にペンキを塗る作業をAとBが行う。2人で塗り終えるのに要する時間はAが1人で塗り終えるのに要する時間よりも6時間15分短く、また2人で1時間塗ると壁全体の 4/15 の面積に塗ることができる。

このときこの壁をBが1人で塗り終えるのに要する時間はいくらか。なおAとBの時間当たり作業量はそれぞれ常に一定である。

1. 4時間
2. 4時間30分
3. 5時間
4. 5時間30分
5. 6時間

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

1人だと・・・、2人だと・・・といった形式の文章が続いているので「仕事算」と判断します。仕事算では、全体の仕事を「1」とおきます。2人だと、1 時間で 4/15 塗れるので、15/4 h = 3 時間 45 分 で仕事が終わります。

一方、 A 1人だと、これより 6 時間 15 分長くかかるということなので、10 時間かかるとわかります。

従って、 A は一時間で 1/10 の仕事をするということです。すると、 B 1 時間でできる仕事は「4/15 ー 1/10」と表すことができます。

計算すると 4/15 ー 1/10 = 8/30 ー 3/30 = 5/30 = 1/6 です。よって、 B 一人であれば、6 時間で仕事は終わります。

以上より、正解は 5 です。

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