公務員試験 H26年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅱ(1)解説

 問 題     

HACCP システムでは、原則1~7、手順1~12が示されており、手順6~12は原則1~7に対応している。HACCP システムの7原則に関する次の記述のA~Fに当てはまるものを語群から選び出しそれぞれの番号を記せ。

原則1:危害分析の実施であり製品につき発生するおそれのある全ての食品衛生上の危害について当該危害の原因となる物質を明らかにした上でそれらの発生要因と防止措置を明らかにする。

原則2: A を設定すること。

原則3: B を設定すること。

原則4: C を設定すること。

原則5: D を設定すること。

原則6: E を設定すること。

原則7: F を維持管理すること。

<語群>①重要管理点、②トレーサビリティシステム、③再現措置、④食品成分表、⑤検証方法、⑥管理基準、⑦モニタリング方法、⑧記録、⑨殺菌方法、⑩改善措置、⑪施設管理基準

 

 

 

 

 

 解 説     

HACCPとは、Hazard Analysis Critical Control Pointの略です。原材料の生産から消費に至るまでの各段階ごとに発生しうる危険因子、発生要因を未然に分析し排除するための対策をモニタリング、記録しつつ遵守することで危険を未然防止する点が HACCP の特徴です。

原則1~7は、危害分析→重要管理点決定→管理基準確定→モニタリング方法確率→基準逸脱時の措置の確立→検証方法の確立→記録保管システムの確立 です。
ちなみに準備段階としての手順1~5が、チーム編成→製品の記述→用途と使用法の確認→フローダイヤグラムの作成→現場確認です。

以上より
A 重要管理点 ①
B 管理基準 ⑥
C モニタリング方法 ⑦
D 改善措置 ⑩
E 検証方法 ⑤
F 記録 ⑧ です。

類題 H24No6Ⅲ

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