公務員試験 H24年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅲ(1)(2)(3)解説

 問 題     

Ⅲ.牛乳の衛生に関する以下の問いに答えよ。
⑴ 牛の生乳に汚染の可能性が高い病原微生物の一つとして、サルモネラ属菌が挙げられるが、この他に汚染の可能性が高い病原微生物を五つ挙げよ。

(2) 牛の生乳の殺菌には、加熱殺菌法が広く採用されている。この場合、生乳を一定温度で一定時間、加熱保持することにより行われる。現在我が国で採用されている主な殺菌方法の説明① ② ③に合致する殺菌方法の名称をそれぞれ記せ。

① 63~65°C で30分間加熱する方法
② 72°C で15~16秒間加熱する方法
③ 120~150°C で1~3秒間加熱する方法

(3)  牛乳の衛生管理を行う方法の一つに、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point) がある。この方法の特徴を3行程度で説明せよ。

 

 

 

 

 

 解 説     

(1)
黄色ブドウ球菌、病原性大腸菌、リステリア菌、
クリプトスポリジウム、カンピロバクター・ジュジュニ/コリ等が挙げられます。

(2)
①:低温長時間殺菌法
②:高温短時間殺菌法
③:超高温滅菌法 です。

(3)
解答例)

原材料の生産から消費に至るまでの各段階ごとに、発生しうる危険因子、発生要因を未然に分析し、排除するための対策をモニタリング、記録しつつ遵守することで、危険を未然防止する点が HACCP の特徴である。

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