公務員試験 H26年 国家専門職(食品衛生監視員) No.3微生物学Ⅰ(2)解説

 問 題     

生物の特徴に関する記述 ①~⑤ について、妥当なものには○を、妥当でないものには×をそれぞれ記せ。

① 細菌は核をもたない原核生物である。

② 原虫は核をもつ真核生物である。

③ 真菌は細胞膜の外側に細胞壁をもつ。

④ マイコプラズマは細胞壁があるためペニシリンなど細胞壁に作用する抗生物質でなければ効果はない。

⑤ 寄生虫には数メートルの大きさに達するものもある。

 

 

 

 

 

 解 説     

①は、正しい記述です。
生物は大きく原核生物と真核生物に分類できます。細菌は原核生物の一種です。

②は、正しい記述です。
原虫は、動物の一種です。真核単細胞微生物です。代表例はゾウリムシです。

③は、正しい記述です。
真菌とは、カビ、酵母などの総称です。真核生物かつ細胞壁をもちます。

④ですが
マイコプラズマは細菌の一種です。特徴は、細胞壁をもたないという点です。従って、細胞壁に作用するペニシリンのような抗生物質は効果がありません。

⑤は、正しい記述です。
全長8mを超えるようなサナダムシの例などがあげられます。

以上より、①◯、②◯、③◯、④☓、⑤◯です。

類題 H25No3Ⅱ

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