公務員試験 H26年 国家専門職(教養) No.36解説

 問 題     

次のA B Cはアジア又はヨーロッパに位置する王国に関する記述であるが、それぞれに当てはまる国の組合せとして最も妥当なのはどれか。

A:この国は国土面積が我が国よりも小さく、1919年以降英国の委任統治領であったが1946年に独立した。国民の大半はイスラム教徒である。また中東地域の穏健勢力としてアラブ・イスラム諸国との協調全方位等距離外交の推進を基調としており、1994年にはイスラエルとの平和条約に署名し外交関係を樹立している。

B:この国は国土面積が約4万平方キロメートルほどであり、欧州連合(EU)の前身である欧州共同体(EC)の原加盟国である。我が国とは長い交流の歴史があり通商関係は約400年前に始まった。また同国の王室と我が国の皇室も緊密な交流があり、2013年の新国王の即位式には我が国の皇太子同妃両殿下が出席した。

C:この国はスカンディナヴィア半島の西岸に位置しており、暖流の影響で高緯度の割には気候は温暖である。欧州自由貿易連合(EFTA)の加盟国であるが欧州連合(EU)には加盟していない。また近海の海底油田から産出する石油・天然ガスが主要な輸出品目であるが、我が国へは魚介類が最も多い輸出品目になっている。

   A       B      C
1. サウジアラビア オランダ ノルウェー
2. サウジアラビア スペイン スウェーデン
3. ヨルダン    スペイン ノルウェー
4. ヨルダン    オランダ ノルウェー
5. ヨルダン    スペイン スウェーデン

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

記述 B の「国土面積 4 万程度」、「ECの原加盟国」が判断しやすいと思います。これはオランダかスペインかと言われればオランダです。これにより、記述 C はスウェーデンと確定します。

記述 A ですが、1994 年、イスラエルと平和条約に署名からヨルダンと判断したい記述です。

以上より、正解は 4 です。

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