公務員試験 H26年 国家一般職(農学) No.6解説

 問 題     

我が国における水稲の冷害に関する記述A~Dのうちから妥当なもののみを挙げているのはどれか。

A. 栄養成長期間からの低温で生育が遅れ出穂期が遅くなる場合には遅延型冷害の発生が懸念される。遅延型冷害では秋冷までの登熟期間中に必要な温度がとれないため青米や死米,屑米が増加し収量が大きく減少する。

B. 減数分裂期に日最高気温が25℃ 以下又は日最低気温が20℃ 以下の日が続く場合には障害型冷害の発生が懸念される。障害型冷害では生殖成長期に冷温に遭遇することで分げつ数が減少することにより収量が大きく減少する。

C. 水稲の冷害には、遅延型冷害、障害型冷害、これらが併発した混合型冷害、さらにこれらに穂いもちが併発したいもち型冷害がある。平成5年に東北地方は大きな冷害を被ったがこのときにはこれら全ての型の冷害が発生した。

D. これまで冷害を克服するために耐凍性品種の育成や温湯浸漬法による保温技術の開発健全な苗の育成技術の開発などが行われてきた。「ひとめぼれ」は耐凍性が極強で良食味も兼ね備えた品種として知られている。

1. A B
2. A C
3. B C
4. B D
5. C D

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

記述 A は、妥当な記述です。

記述 B ですが「障害型冷害」とは、出穂しても受粉されず、籾が実らない現象です。「分げつ数減少による収量減少」ではありません。よって、記述 B は誤りです。

記述 C は、妥当な記述です。

記述 D ですが「耐凍性」ではなく「耐冷性」です。よって、記述 D は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

コメント