公務員試験 H25年 国家一般職(土木) No.21解説

 問 題     

図のような構造物 A,B,C のうち静定構造物のみを全て選びだしているのはどれか。

  1. A
  2. B
  3. A,B
  4. A,C
  5. B,C

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

静定構造物であれば n+s+r-2k = 0 が成り立ちます。

  • n = 反力数
  • s = 部材数=支点 or 節点(ー◯ー)で区切られた区間
  • r = 剛接接合材数
  • k = 節点数(支点含む) 

です。

部材数は、1,3,3 です。 

剛接接合材数とは、ばきっと折れ曲がっている個数と考えるとよいです。
※ピンでつながっている所は数えません。0,2,1です。

接点数は 3,4,4です。
※接点には、支点を含みます。

以上より、それぞれの次数が

  • A:4+1+0-2×3 = -1
  • B:3+3+2-4×2 = 0
  • C:4+3+1-4×2 = 0

となります。よって、静定構造物は B,C です。

以上より、正解は 5 です。

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