2022年 国家一般職(高卒 技術) No.34 ハードウェア技術 解説

 問 題     

コンピュータの構成に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

・ RAM は、データの読取りと書込みができるメモリである。電源を切ると記憶内容が消えてしまうため、㋐ メモリとも呼ばれる。

・ 補助記憶装置には、さまざまな種類のものがある。㋑ は、軽合金などでできた円盤の両面に磁性体を塗ったものを複数枚重ねた構造で、磁性体の磁化方向によってデータの「0」と「1」を区別する。

・ データを 1 ビットずつ順番に転送する方式のインタフェースを ㋒ と呼ぶ。USB や IEEE 1394 は、㋒ の一種である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

㋐ は「揮発性」です。揮発性は一般的には「蒸発しやすい性質」のことです。記憶がさっと霧散するというイメージを持つと理解しやすいのではないでしょうか。

㋑ ですが
「磁性体の磁化方向によてデータ・・・区別する」という点から「光ディスク」ではないと判断できるとよいです。光ディスクの場合、表面に微細な 凹凸 に基づく光の反射の違いによりデータを区別します。㋑ は「ハードディスク装置」です。

㋒ ですが
1ビットずつ順番に転送するのは「シリアルインタフェース」です。複数を並行、同時に転送するのは「パラレルインタフェース」です。英単語の 「parallel:並行」から類推したい問題です。ちなみに シリアルは、英語が「sirial:連続の、一連の」という単語です。

以上より、正解は 1 です。

類題 2021 no34 コンピュータの記憶装置

コメント