過去問 2020年 国家一般職(高卒 基礎)No.39解説

 問 題     

次は,地球環境問題に関する記述であるが,A,B,Cに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

地球温暖化が進むと,気温上昇により異常気象が増加するなどの悪影響が予想されている。地球温暖化防止のため,1992 年,国連環境開発会議(地球サミット)が開催され,温暖化対策のための A が採択された。2015 年の同条約締約国会議では,開発途上国を含む全ての締約国が温室効果ガスの削減に取り組む新たな枠組みである B が採択された。

また,地球上には多様な生物種が存在しており,生態系は微妙なバランスの下に成り立っている。急激な生物種の減少による生態系の変化の影響は計り知れないものがあり,こうした危機に対応するため,1971 年,水鳥の生息地として国際的に重要な湿地とそこに生息・生育する動植物の保全を目的とした C が採択された。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

記述 A ですが
1992 年 地球サミットで採択されたのは、気候変動枠組条約です。ワシントン条約は、絶滅が危惧される野生動物を守る目的の条約です。

記述 B ですが
2015 年の会議で採択という点から、パリ協定を選びたい選択肢です。京都議定書は 1997 年に採択されました。

記述 C ですが
「水鳥の生息地として」「湿地」に関する条約とくれば、ラムサール条約です。ちなみに、バーゼル条約は、有害な化学物質・廃棄物に関連する条約です。

以上より、正解は 4 です。

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