過去問 2020年 国家一般職(高卒 基礎)No.26解説

 問 題     

米国の大統領に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1.フランクリン=ローズヴェルトは,第二次世界大戦後に,共産主義に対抗するためにギリシアとトルコに軍事援助を与えて,ソ連に対する封じ込め政策を行った。

2.ケネディは,朝鮮戦争において原子爆弾の使用を主張した連合国軍最高司令官のマッカーサーを更迭したが,彼の更迭に不満を抱く勢力によって暗殺された。

3.ニクソンは,ベトナム戦争に対する米国内外の反戦運動の高まりなどを背景に,パリ和平協定を結んで,ベトナムから米軍を引き揚げた。

4.レーガンは,政府支出を増加させて社会保障制度の充実を図る社会民主主義的改革を提唱し,国民皆保険を実現させた。

5.オバマは,アフリカ系アメリカ人として初めて大統領に就任した。また,彼は,ニューヨークなどで同時多発テロが発生すると,「テロとの闘い」を宣言してイラクを攻撃した。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

選択肢 1 ですが
封じ込め政策を宣言したのは、トルーマン大統領です。ローズヴェルトではありません。選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
マッカーサーを更迭したのはトルーマン大統領です。ケネディではありません。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は妥当です。
ニクソン大統領についての記述です。

選択肢 4 ですが
レーガン大統領は、強いアメリカ、小さな政府をめざし、新自由主義経済政策を進めました。「政府支出を増加させて社会保障制度の充実」を図ったわけではありません。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
「テロとの戦い」を宣言したのは、ブッシュ大統領です。オバマではありません。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 3 です。
類題 国家一般職(教養)H30 no35



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