公務員試験 2020年 国家一般職(教養) No.21解説

 問 題     

川の上流に地点A,下流に地点Bがあり,船がその間を往復している。船の先頭が,Aを通過してから川を下ってBを通過するまで 25 分かかり,また,船の先頭が,Bを通過してから川を上ってAを通過するまで 30 分かかる。このとき,静水時の船の速さと川の流れの速さの比はいくらか。ただし,静水時の船の速さ及び川の流れの速さは一定であるものとする。

  船 川
1. 10: 1
2. 11: 1
3. 12: 1
4. 13: 1
5. 14: 1

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

A → B でかかった時間が 25 分、B → A は 30 分なので、かかった時間の比は 5:6 です。時間の比が 5:6なので、速さの比は逆比で 6:5です。(類題 国家専門職 H28no21)。

川の流れに乗って下る時(A → B) の速さは「船の速さ+流れの速さ」です。一方、流れに逆らって登る時 (B → A) の速さは「船の長さー流れの速さ」になります。これをふまえ、選択肢を検討します。

選択肢 1 が正しいとすると
10 + 1 = 11、10 ー 1 = 9 です。6:5にならず、誤りです。

選択肢 2 は妥当です。
11 + 1 = 12、11 ー 1 = 10 です。6:5となります。正解が見つかったので、以降の検討は不要です。

以上より、正解は 2 です。

コメント