2020年 国家一般職(高卒 技術) No.84 建築構造 解説

 問 題     

コンクリートに関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 材料分離を生ずることなく、運搬、打込み、仕上げ等の作業が容易にできるフレッシュコンクリートの施工作業性の程度をスランプという。

㋑ コンクリートの圧縮強度は、一般に、引張強度よりも大きい。

㋒ 骨材中の成分がセメントペーストに含まれるアルカリ成分と化学反応を起こして水分を吸収し、骨材が膨張を起こす現象をアルカリ骨材反応という。

1.㋐
2.㋐、㋒
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋐ ですが
ワーカビリティーについての記述です(H29 no85 コンクリート)。スランプではありません。スランプは、凝固前の生コンクリートの流動性を示す値です。

㋑ は妥当です。
コンクリートは引張に弱く、圧縮に強い材料です。

㋒ は妥当です。
アルカリ骨材反応 及び 中性化は、代表的なコンクリート劣化原因です。内容までしっかりとおさえておきましょう。類題をぜひちらっと確認しておいてください。

以上より、正解は 4 です。

類題
H26 no88 コンクリート 
H28 no88 コンクリート 

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