過去問 2019年 国家一般職(高卒 基礎)No.27解説

 問 題     

次は,20 世紀のベトナムに関する記述であるが,A,B,C に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

ベトナムでは,日本の占領下で独立運動が起こり,第二次世界大戦後, A がベトナム民主共和国の独立を宣言した。これを認めないB は,1946 年,インドシナ戦争を起こしたが,ジュネーヴ休戦協定が結ばれ,ベトナムから撤退した。この協定では,ベトナムは南北に分断され,南北統一のための選挙を実施することとされていたが,選挙は行われなかった。Cは,この協定に調印せず,南ベトナムの政権を支援した。1960 年に南ベトナム解放民族戦線が結成されると, C は,軍事介入を始め,北ベトナムへの空爆などを行ったが,自国内の反戦運動が高まったことから 1973 年にベトナムから撤退した。その後,北ベトナムは,南北を武力で統一し,ベトナム社会主義共和国を樹立した。

 A B C
1.ホー=チ=ミン フランス 米国
2.ホー=チ=ミン 英国 ソ連
3.ホー=チ=ミン 英国 米国
4.ファン=ボイ=チャウ フランス 米国
5.ファン=ボイ=チャウ 英国 ソ連

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

記述 A ですが
ベトナム民主共和国の独立を宣言したのは、ホー=チ=ミンです。

記述 B ですが
東南アジア諸国において、カンボジア、ベトナム、ラオスは、旧宗主国がフランスです。これにより、正解が決まって、記述 C は 米国 とわかります。

以上より、正解は 1 です。

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