R2 汚水処理特論 問15

 問 題     

好気処理の活性汚泥法と嫌気処理のメタン発酵法(二方式)の特徴を表に示した。この表中のA~Cに入るべき数値の組合せとして、最も適切なものはどれか。

  •  A     B     C
  1. 1~2   10000程度  2程度
  2. 4~7   50000程度  10程度
  3. 4~7   10000程度  10程度
  4. 10~30  50000程度  2程度
  5. 10~30  10000程度  10程度

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

Aに関して、活性汚泥法とメタン発酵法の大きな違いは問題文にも書かれているように、活性汚泥法は好気的な処理であり、メタン発酵法は嫌気的な処理であるという点です。一般的に好気処理のほうが嫌気処理よりも反応速度(有機物の分解速度)が速いため、メタン発酵法のほうが排水処理に時間が掛かります。

よって、水理学的滞留時間を長くとらなくてはいけないため、Aには「10~30」が入ります。

ちなみに、メタン発酵法の中でもUASB法は慣用法の改良版のような位置づけなので、水理学的滞留時間が長くなる問題はかなり改善され、1~3程度となります。

Bに関して、UASB法はビール工場の排水処理で使われるなど、高濃度有機排水の処理に適しているのが特徴です。高濃度の排水を処理するために汚泥濃度を大きくする必要があり、また、汚泥が素早く沈降することも重要です。

よって、槽内汚泥濃度や汚泥沈降性がほかの方式よりも大きいはずなので、Bには「50000程度」を入れるのが妥当です。

Cに関して、汚泥沈降性はBで説明したように、UASBの値が大きくなります。問われているのは活性汚泥法の汚泥沈降性ですが、こちらはあまり特徴的ではないので、UASBよりはずっと低いはず…くらいに思えれば十分だと思います。

よって、選択肢からCは「2程度」になると判断できます。

以上から、正解は(4)となります。

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