H29年 水質有害物質特論 問6 問題と解説

セレン排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 活性アルミナによる吸着法は、セレン(Ⅳ)に対して有効である。
  2. セレン(Ⅳ)には、水酸化鉄(Ⅲ)による共沈処理が有効である。
  3. セレン(Ⅳ)の共沈処理では、pH9以上のアルカリ性で除去効果が高い。
  4. 微生物を利用してセレン(Ⅵ)を金属セレンに還元する技術が開発されている。
  5. 金属鉄によりセレン(Ⅵ)の還元が可能である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

(2)の通り、セレン(Ⅳ)には水酸化鉄(Ⅲ)による共沈処理が有効ですが、これはpHの値によってセレンの除去効果が大きく変わります。具体的には、pH6~7くらい(弱酸性~中性)ではセレンの除去能力が高く、一方、pH9以上のアルカリ性では除去能力が著しく下がります。

よって、(3)の「pH9以上のアルカリ性」は、たとえば「pH6~7くらい(弱酸性~中性)」などに直す必要があります。

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