H29年 公害総論 問14 問題と解説

ダイオキシン類の排出量に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 排出インベントリーによれば、大気への排出量が大きなものとしては、一般廃棄物焼却施設、製鋼用電気炉などがある。
  2. 平成26年の排出量は目標量を下回っており、目標達成を維持している。
  3. ダイオキシン類対策特別措置法に基づく第3次計画では、「現状非悪化(改善した環境を悪化させないこと)」を原則とした。
  4. 第3次計画では、目標年を定めず削減努力を継続することとした。
  5. 第3次計画では、10年ごとに達成状況の評価を実施することとした。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

これはややマイナーな知識を問う問題なので、捨て問題扱いとしても仕方ないかもしれません。

ただし、ダイオキシン類を排出する施設は(1)の通りで、これは知識として押さえておきたいです。また、ダイオキシン類対策は堅調に進んでいるため、(2)も合っていると判断することができます。

よって、残る(3)、(4)、(5)の3択まで絞れればよいと思いますが、(5)の「10年ごと」という部分が、期間が長すぎてかなり怪しいです(実際、この箇所が誤りで、正しくは「5年ごと」となります)。

つまり、正解は(5)になります。このように、知識がなくてもある程度の推測をすることは、正解率を上げるために重要です。

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