H23年 汚水処理特論 問24 問題と解説

紫外吸光光度法による全窒素の検定に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 試料にペルオキソ二硫酸カリウムを加えて、沸騰水浴中で30分間の加熱酸化分解を行う。
  2. ペルオキソ二硫酸カリウムによる酸化でアンモニウム塩、亜硝酸塩はすべて硝酸イオンとなる。
  3. 多くの有機体の窒素化合物は、分解されて硝酸イオンとなる。
  4. ペルオキソ二硫酸カリウムは酸化できる物質量が少ないため、共存有機物が多い試料には適さない。
  5. 海水のように多量の臭化物イオンを含む試料には適さない。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)の記述は惜しいのですが、「沸騰水浴中(=100℃)」ではなく、「高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)中で120℃」です。ペルオキソ二硫酸カリウムを用いることや、30分間の加熱酸化分解を行うことは正しいです。

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