紫外吸光光度法による全窒素の検定に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 試料にペルオキソ二硫酸カリウムを加えて、沸騰水浴中で30分間の加熱酸化分解を行う。
- ペルオキソ二硫酸カリウムによる酸化でアンモニウム塩、亜硝酸塩はすべて硝酸イオンとなる。
- 多くの有機体の窒素化合物は、分解されて硝酸イオンとなる。
- ペルオキソ二硫酸カリウムは酸化できる物質量が少ないため、共存有機物が多い試料には適さない。
- 海水のように多量の臭化物イオンを含む試料には適さない。
正解 (1)
解 説
(1)の記述は惜しいのですが、「沸騰水浴中(=100℃)」ではなく、「高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)中で120℃」です。ペルオキソ二硫酸カリウムを用いることや、30分間の加熱酸化分解を行うことは正しいです。
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