腸肝循環

腸肝循環とは、胆汁排泄された薬物が、小腸で再び吸収され肝臓へ運ばれる という物質の循環です。より具体的には『肝臓で抱合を受け胆汁中へ排泄される → 腸内細菌の β-グルクロニダーゼなど で分解される→小腸で再吸収される』 という流れです。(「グルクロン酸」は構造からわかるように、糖の一種です。そのため、細菌が「ごはんだ~♪」と分解するイメージです。)

腸肝循環を受けやすい薬物として、モルヒネ、インドメタシン、クロルプロマジン などが知られています。(ゴロの一例として憶えやすかったのが「黒い字、盛るわ~」です。「クロ」ルプロマジン、「イ」ンドメタシン、「ジ」ゴキシン、ジギトキシン、「モル」ヒネ、「ワ」ルファリン を腸肝循環しやすい薬物として憶えておけば十分です。)

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