消化管の構造、機能と薬物吸収の関係

消化管とは、食道から肛門までの事です。

薬物は、主に小腸から吸収されます。小腸はひだ状構造になっており、ひだ部分は輪状ひだとよばれます。輪状ひだの表面は、絨毛とよばれるさらなるひだ状構造になっています。絨毛の先端は、さらにひだ状構造になっており微絨毛とよばれます。これらの構造により、小腸の表面積はテニスコート1面にも匹敵します。

微絨毛が密に詰まった表面のことを刷子縁膜とよびます。見た目がはけやブラシ(刷子(「さっし」と読む))のようであることから名付けられています。刷子縁膜上には、様々な薬物輸送に関与する膜タンパク質(トランスポータ)が発現しています。

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