薬物の主作用と副作用、毒性との関係

使用した薬物の目的作用が主作用です。それ以外の作用が副作用です。例として、血圧を下げる降圧剤を考えます。目的作用は降圧です。これが主作用です。一方で、降圧剤を用いることで、食欲に変化があったとします。するとこれが副作用の一つです。

副作用には有益なものもあります。例えば鼻炎薬の副作用として眠気が知られていますが、この作用に注目して睡眠導入剤を開発する、といったケースもあります。副作用の中で、患者にとって好ましくない作用を与える性質を毒性と呼びます。

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