薬物の作用するしくみについて

薬物は受容体、酵素、チャネルといったタンパク質に結合することで作用します。

受容体とは、細胞膜や細胞質などにあるタンパク質です。受容体と親和性の高い基質が結合するとそれをきっかけに、連続的反応が開始されるようになっています。この連続的に続く反応を引き起こしたり、阻害することにより、薬は作用します。

酵素は、生体内における化学反応を触媒するタンパク質です。基質が結合することで、化学反応を阻害したり、促進したりします。薬が結合することにより、酵素の活性を調節することで薬は作用します。

チャネルとは、細胞膜などの膜上にあるタンパク質です。イオンや特定の物質の通路として機能しています。薬が結合することで、チャネルの開閉をコントロールすることにより、薬は作用します。

受容体、酵素、チャネルのイメージは以下のようになります。

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