代表的な剤形の種類と特徴

医薬品は、用途や目的に応じて、さまざまな形に作られています。剤形とは、医薬品の形のことです。名前を聞いて何となくイメージがわけばよいです。剤形は、日本薬局方に定められています。

大きく剤形は生薬関連と、それ以外に分類されます。生薬関連は、更に8つに分類されます。すなわち、エキス剤、丸剤、酒精剤、浸剤・煎剤、茶剤、チンキ剤、芳香水剤、流エキス剤です。以下の表にまとめました。

それ以外は、使用部位・用途により、まず大きく11種類に分類されます。
すなわち、経口投与製剤、口腔内に適用する製剤、注射投与する製剤、透析に用いる製剤、気管支・肺に適用する製剤、目に投与する製剤、耳に投与する製剤、鼻に適用する製剤、直腸に適用する製剤、膣に適用する製剤、皮膚などに適用する製剤です。

これらに関しては、詳しくは以降の節で説明します。

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