溶液中に存在する溶質分子は、濃度の高い方から低い方へと自発的に拡散します。この拡散速度について表した式が Fick(フィック)の法則です。濃度が異なる溶液を膜が隔てているモデルを考えると、膜透過速度は、以下の式で表されます。
すなわち、膜透過速度は、溶質の濃度勾配に比例します。
濃度が異なる溶液を膜が隔てているモデルにおいて、濃度がどう分布しているかを表したのが下の図です。
溶液と膜内では、分配平衡が成り立ち、平衡定数を K、膜外の濃度を C1、膜内の濃度を C2 とおけば、K = C2/C1 が成り立ちます。
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