問 題
図は、タンパク質に含まれるアミノ酸の α 炭素と側鎖のみを表したものである。このアミノ酸 ㋐、㋑、㋒ と、その説明 A ~ D の組合せとして最も妥当なのはどれか。
A 開始コドンにコードされ、真核生物では全てのタンパク質で最初に翻訳される。
B ジスルフィド結合を形成し、分泌タンパク質などの立体構造を安定化することがある。
C 翻訳後に O ‒ 結合型糖鎖修飾を受ける場合がある。
D 翻訳後にメチル化修飾を受け、遺伝子発現のエピジェネティック制御に関わることがある。
正解.3
解 説
㋐ がトレオニン
㋑ がメチオニン
㋒ がリシンです。これは確実に判断したい知識です。
A ですが
「開始コドンにコード」なので、メチオニンです。 ㋑ が A です。正解は 1 or 3 です。これにより、㋒ は D とわかります。
㋐ について
S がないので「ジスルフィド結合」を形成するアミノ酸ではありません。すると、㋐ は B ではありません。従って、㋐ は C です。
以上より、正解は 3 です。
参考 アミノ酸の構造、性質
https://yaku-tik.com/yakugaku/sk-4-3-1/
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