問 題
赤色の花と短いサヤをもつマメ科植物(遺伝子型:RRll)と、白い花と長いサヤをもつ野生のマメ科植物(遺伝子型:rrLL)とを交配してできたF1 はピンク色の花と長いサヤをもっていた。また、F1 を自家受粉して得られたF2 の表現型を調査したところ、次の六つの表現型A~F に分けられることが分かった。
赤色の花と長いサヤをもつ表現型A、
赤色の花と短いサヤをもつ表現型B、
ピンク色の花と長いサヤをもつ表現型C、
ピンク色の花と短いサヤをもつ表現型D、
白色の花と長いサヤをもつ表現型E、
白色の花と短いサヤをもつ表現型F
このとき、表現型 A~F の個体数の組合せとして最も妥当なのは次のうちではどれか。
正解.2
解 説
色について不完全優性、長さについては単純な一遺伝子の関係と読み取れます。
まず、色に注目します。
F1 自家受粉なので、配偶子は R,r が1:1です。従って、赤:ピンク:白が1:2:1とわかります。
赤:A+B、ピンク:C+D、白:E+F が大体1:2:1になっている選択肢を選ぶと 2 or 3 です。
次に、サヤの長さに注目します。
F1 自家受粉なので、配偶子は L,l が1:1です。従って、長いサヤ:短いサヤが3:1です。
長いサヤ:A+C+E:短いサヤ:B+D+F が3:1になっているのは、選択肢 2 です。
以上より、正解は 2 です。
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