国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R1年 問42解説

 問 題     

ある試薬(分子量120.0)0.1200 g を量り取り、続いて同じ試薬30 mg を量り取って加え、水に溶解して12.5 mL とした。この溶液中の、有効数字を考慮した試薬の濃度として最も妥当なのはどれか。ただし、溶解に伴う体積変化は無視するものとする。

1. 1.0 w/v%
2. 1.00 w/v%
3. 1.2 w/v%
4. 1.20 w/v%
5. 1.200 w/v%

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

30mg = 0.030g です。
0.1200g + 0.030g の足し算なので 0.150g です。

12.5 mL 中とのことなので、試薬、溶媒共に有効数字 3 桁です。そのため、濃度 w/v の有効数字も 3 桁になると考えられます。

0.150 ÷ 12.5 × 100 = 1.20 (w/v) % です。

以上より、正解は 4 です。

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