問 題
図は一般的な自律神経系を模式的に表したものである。この図に関する記述 ㋐ 〜 ㋓ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 神経節と効果器との間の距離の違いから、Ⅰは副交感神経系、Ⅱは交感神経系であると判断できる。
㋑ 神経伝達物質 A、B は、共にアセチルコリンである。
㋒ 受容体 ① と受容体 ② は、共にイオンチャネル型受容体である。
㋓ 受容体 ③ はムスカリン性アセチルコリン受容体であり、受容体 ④ はアドレナリン受容体である。
1.㋐、㋒
2.㋐、㋓
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒、㋓
正解.4
解 説
㋐ ですが
節前線維が短い方が「交感神経」です。よって、㋐ は誤りです。正解は 3 ~ 5 です。
㋑ は妥当な記述です。
真ん中の枝分かれにおける神経伝達物質は、交感神経、副交感神経共にアセチルコリンです。
㋒ は妥当な記述です。
真ん中の枝分かれにおいて受容体は N 受容体です。N 受容体はイオンチャネル型受容体です。
㋓ ですが
Ⅰが交感神経なので、受容体 ③ は、アドレナリン受容体です。受容体 ④ がアセチルコリン受容体です。
以上より、正解は 4 です。
参考 生化学 1-2 3)
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