国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H29年 問4解説

 問 題     

25 ℃、pH = n の NaOH 水溶液に対する Mg(OH)2 の溶解度を Sn 〔mol/L〕とする。S12/S13 はおよそいくらか。

ただし、イオン強度の効果は無視できるものとし、25 ℃ におけるMg(OH)2 の溶解度積 Ksp を 1.2 × 10-11 mol3/L3 とする。なお、Mg(OH)2 の飽和水溶液において、Mg2+ の濃度[Mg2+]、OH の濃度[OH]及び Ksp の間には

[Mg2+][OH2 = Ksp 

という関係式が成り立つ。

1. 1
2. 1 × 10
3. 1 × 102
4. 1 × 103
5. 1 × 104

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

pH = 12 の時、溶液中の [H+] は 1.0 × 10-12 です。水のイオン積は 25 ℃ で 1.0 × 10-14 なので、[OH] は 1.0 × 10-2 です。[Mg2+][OH2 = 1.2 × 10-11 に代入すれば、[Mg2+]= 1.2 × 10-7 です。これは 正に S12 です。

同様に、pH = 13 の時、[OH] は 1.0 × 10-1 です。従って、[Mg2+]= 1.2 × 10-9 = S13 です。

従って、S12/S13 = 1.2 × 10-7/1.2 × 10-9 = 1 × 102 です。

以上より、正解は 3 です。 

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