国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H28年 問103解説

 問 題     

生物多様性とその保全に関する記述㋐〜㋓のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ 生物多様性とは全ての生物の間の変異性をいうものであり、種の多様性と生態系の多様性の
二つのレベルの多様性からなる。

㋑ 種の多様性が高いこと、希少種・固有種が集中して分布することなどにより、生物多様性の
保全の観点から特に重点的に保護すべき地域はレフュージアと呼ばれる。

㋒ 生態系サービスは、人間が享受している生態系の恩恵であり、食料生産などの供給サービス、洪水制御などの調整サービス、レクリエーション機会の提供などの文化的サービスを含む。

㋓ 人間活動に伴い持ち込まれた異なる地域の個体群や近縁種の遺伝子が、地域個体群に混入し
て、遺伝的構成が変化する現象を遺伝的撹乱と呼ぶ。

1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓
5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

㋐ ですが
生物多様性とは、生態系・生物群系または地球全体に、多様な生物が存在していることです。「全ての生物の間の変異性」ではありません。よって、㋐ は誤りです。

㋑ ですが
レフュージアとは、広範囲にわたり生物種が絶滅する環境下で、局所的に種が生き残る場所のことです。待避地とも呼ばれます。「特に重点的に保護すべき地域」ではありません。よって、㋑ は誤りです。

㋒、㋓ は妥当な記述です。

以上より、正解は 5 です。

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