国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H27年 問93解説

 問 題     

放射線による DNA 損傷とその修復に関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ 相同組換えによる DNA 二本鎖切断の修復は G1 期で起こる。
㋑ DNA 二本鎖切断は放射線以外では発生しない。
㋒ 放射線による DNA 損傷には、塩基損傷、塩基遊離、鎖切断、架橋形成が挙げられる。
㋓ 末梢血管拡張性アタキシア患者では、DNA 二本鎖切断の修復に関わる遺伝子に異常があるため放射線感受性が高くなる。

1. ㋐ ㋑
2. ㋐ ㋒
3. ㋐ ㋓
4. ㋑ ㋒
5. ㋒ ㋓

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

㋐ ですが
相同組み換えによる修復は、主に S/G2期において、相同染色体が利用可能な時期にのみ起こるとされています。G1 期ではありません。よって、㋐ は誤りです。

㋑ ですが
例えば放射線だけでなく、がん化学療法などによっても発生することが知られています。よって、㋑ は誤りです。

㋒、㋓ は妥当な記述です。

以上より、正解は 5 です。

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