国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H27年 問80解説

 問 題     

アポトーシスの検出に関する次の記述の㋐~㋓に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「アポトーシスの分子機構や特徴を利用し、多くの検出方法が考案されている。アポトーシスの初期では、㋐ が ㋑ 膜表面に露出する。この ㋐ に特異的に結合するアネキシンⅤを利用した検出法がある。

その後の段階ではシグナル伝達において中心的な役割を担っている ㋒ が活性化される。この ㋒ が特異的に切断するアミノ酸配列を利用した検出法もある。アポトーシスの最終段階では DNA が断片化する。この断片化した DNA の ㋓ に標識 dUTP を付加しアポトーシスを検出する方法もある。」

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

㋐、㋑ ですが
アポトーシス初期に細胞膜表面に露出するのが、PS(ホスファチジルセリン)です。正解は 1 or 2 です。

㋒ ですが
シグナル伝達において中心的な役割を担っている、といえば「カスパーゼ」です。ちなみにエラスターゼもタンパク分解酵素の一つです。

㋓ ですが
TUNEL(TdT-mediateddUTPnickendlabeling)法と呼ばれます。断片化した DNA の「3′ 末端」に 、通常 OH 基があり、そこに標識 dUTP を付加して検出します。

以上より、正解は 1 です。

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