介護保険制度とは、介護が必要な高齢者について社会保険の仕組みで支える仕組みのことです。さきほどの節では、医療保険制度について説明しました。介護と医療の違いは、端的に言えば突発に対応する制度か、必発に対応する制度かといえます。
すなわち、医療保険制度は、予想しなかった突発的事項により人生が不合理に左右されることを、社会全体で、できるだけ避けることができるようにする制度です。一方、介護保険制度は、避けることができない必発事項に対してできる限り社会全体で対応しようとする制度です。
介護保険も、社会保険方式である点がポイントです。保険者は、市町村、特別区です。被保険者は第1号(65才~)、第2号(40~64才)と分類されます。保険料は、市町村ごとに異なるという特徴があります。
サービス給付の仕組みですが、流れは大きく 3 段階です。① 保険者による要介護度の認定、② ケアプランの作成、③ 実際に給付を受けるという流れになります。
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