薬学 CBT 対策(薬学共用試験センター 一部公開分)No.116 問題と解説

 問 題     

酵母のアルコール発酵に関与する酵素はどれか。

1. ピルビン酸デヒドロゲナーゼ
2. ピルビン酸カルボキシラーゼ
3. ピルビン酸デカルボキシラーゼ
4. ピルビン酸キナーゼ
5. ピルビン酸ホスファターゼ

 解 説     

選択肢をきっかけに、ピルビン酸の化学式を思い出すことと、アルコール発酵なので、生成物がエタノールであることが知識として求められています。

まず、ピルビン酸の化学式は、CH3COCOOH です。そして、エタノールが C2H5OH なので、炭素1個、酸素2個が減る必要があります。つまり、CO2 が抜けるので、脱炭酸とわかります。脱炭酸に関与する酵素なので「デカルボキシラーゼ」です。

正解は 3 です。

 

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