仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版

本の内容を簡単に…

「マニャーナ」とはスペイン語で「明日」という意味です。

人の脳は大きく2つの機能があり、衝動的で素早い「衝動の脳」と、「理性の脳」がある。

仕事に対して「すぐやる」とは衝動的な反応である。衝動の脳は、面倒なことを先送りにする性質がある。従って、その日に降ってきた仕事を衝動的に処理することは、本当はやるべき面倒な仕事に手を付けず先延ばしにし、時間を無駄にすごす行為である。

そこで、原則、新しく降ってきた仕事は「明日やる」と決めておく。前日に「明日やる」と決めた仕事に、今日集中して取り組む というシステム紹介が主な内容です。

2007 年に書かれた本が元です。
完全版として、 約 10 年後に改訂出版された本です。

著者はこんな方

著者のマーク・フォスターは、英国のビジネス・コーチで、企業幹部・個人事業主等を対象に、タイム・マネジメントや仕事の能率に関する独自のコーチングをする人です。

おすすめのポイント

1日中、特にさぼっているわけでもなく、自分なりにやるべきことに取り組んでいるが、毎日毎日やらなければならないことが積もっていく感覚に心当たりはありませんか。

新しい環境に慣れて自分のできることが増えていくと、それに比例して降ってくる仕事が増えて、バタバタしていたらあっという間に定時、残業しながら業務処理に追われている毎日の方もいるのではないでしょうか。

『降ってきた仕事を、1日のバッファを持たせて取り組む』という、シンプルだが一生もののシステムを身につけるきっかけになる1冊です。

こんな人におすすめ!

  • いつも仕事に追われている気がする人
  • 仕事術やタイムマネジメントの本を読んでも、全く楽になったと感じなかった人

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